さて、本題の引き算に入りましょう。
引き算を教えられてある程度、できると思い込んでいる子供さんがいます。例えば、
987-543=
というような問題であれば、上の桁から10を借りてくることもなく計算できますから、すらすらと答えを出せるお子さんは多いと思います。
ところが、次のような場合、
62-33=
29とうまく答えを出せる子供さんの中には、上の桁から10を借りてきて、ということを、パタンとして覚えているお子さんもいらっしゃり、そのようなお子さんの場合、
301-32=
という問題がうまく解けません。どういうことかというと、301の十の桁が0であるため、さらに百の桁から十の桁に10を借す、ということが、桁上がり桁下がりの概念がわからないためにできないということです。
このようなお子さんの場合、たとえば、100円を1円玉に崩したら何枚になりますか?というような質問で、まず、100円玉は10円玉10枚になり、10円玉1枚は1円玉10枚になる、ということはわかっても、100円が10円玉10枚で10円が1円玉10枚だから、あわせて20枚、という返事が返ってきたりもします。
さらに厄介なことに、最近はゲームをやる子供さんが多いために、
300-19=
というような後ろに0が二つつく場合にはパターンを覚えていて、正答できたりするので問題の根は深くなります。つまり、百の桁は一つ小さくし、十の桁は9にして、1の桁は10にして引き算をする、ということを丸暗記して引き算を行っている場合がしばしばあるようです。
とりあえず、わたしは、まず引き算になれてもらうために、下の図のような問題によって、パターンを特定できないようにしたうえで、検算もやってもらうことで、桁上がり桁下がりの概念を理解してもらおうとはしています。
このような問題を多数解いてもらうことで、とりあえず引き算についてうまくできるようになったというお子様は多いです
しかしながら、引き算はうまくできるようになっても、まだ、割り算はあまりうまくできないというお子さんもいらっしゃり、対応に苦慮している状態ではあります。これについて、また何かいい結果が出たら、お知らせすることもあるかと思います。
2013年10月6日日曜日
あなたのお子さんは本当に引き算ができますか(1)
家庭教師も4年目を迎え、小学生のいるご家庭の指導も増えてきました。
そこで、算数を教えているといくつかのポイントがあります。例えば、割り算ができないという子をいろいろ調べてみると実は引き算からできない。どうして引き算ができないかというと、桁上がり桁下がりの概念がよくわかっていない、というケースがしばしばあります。
そこで、今回、引き算を中心にこのごろの小学生の算数についてお話しようと思うのです。
まず、我々、いわゆるバブル世代(と呼ばれるのはいい思いを何もしなかった私にはすごく抵抗があるのですが)と違うのは、算数を教えるときに工夫して計算しなさい言うことを教えているようです。
例えば、
29x8=(30-1)x8=240-8=232
というのが典型でしょうか。我々のころと違い計算機が発達したためか、力づくで間違えないように計算するというより、工夫して計算するということを勧めるよようになっています。
ほかに
300÷25=(300x4)÷(25x4)=1200÷100=12
などですね。
割り算の説明もよく工夫されています。ある教科書の例を参考に説明すると、
57枚の折り紙があります。これを3人に分ける場合、
1)10枚ずつの折り紙の束をひとつずつ3人に配る
2)残りの10枚の束二つをばらばらにし、ばらばらになった折り紙27にする。
その27枚の折り紙を3人にそれぞれ9枚ずつ配る
というように、まず、上の桁から割り算を行うと効率が良いということをうまく説明しています。
しかし、この場合問題になるのが引き算。桁上がり桁下がり、という概念がよくつかめていないお子さんは、割り算を行う際の引き算からすでにうまくできずつまづいてしまうという場合が多いようです。
次回は、本題の引き算についてお話します。
そこで、算数を教えているといくつかのポイントがあります。例えば、割り算ができないという子をいろいろ調べてみると実は引き算からできない。どうして引き算ができないかというと、桁上がり桁下がりの概念がよくわかっていない、というケースがしばしばあります。
そこで、今回、引き算を中心にこのごろの小学生の算数についてお話しようと思うのです。
まず、我々、いわゆるバブル世代(と呼ばれるのはいい思いを何もしなかった私にはすごく抵抗があるのですが)と違うのは、算数を教えるときに工夫して計算しなさい言うことを教えているようです。
例えば、
29x8=(30-1)x8=240-8=232
というのが典型でしょうか。我々のころと違い計算機が発達したためか、力づくで間違えないように計算するというより、工夫して計算するということを勧めるよようになっています。
ほかに
300÷25=(300x4)÷(25x4)=1200÷100=12
などですね。
割り算の説明もよく工夫されています。ある教科書の例を参考に説明すると、
57枚の折り紙があります。これを3人に分ける場合、
1)10枚ずつの折り紙の束をひとつずつ3人に配る
2)残りの10枚の束二つをばらばらにし、ばらばらになった折り紙27にする。
その27枚の折り紙を3人にそれぞれ9枚ずつ配る
というように、まず、上の桁から割り算を行うと効率が良いということをうまく説明しています。
しかし、この場合問題になるのが引き算。桁上がり桁下がり、という概念がよくつかめていないお子さんは、割り算を行う際の引き算からすでにうまくできずつまづいてしまうという場合が多いようです。
次回は、本題の引き算についてお話します。
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