今度の熊本地震(令和八年熊本地震)のあと、何か自分にもできることはないかと考えていました。
しかし私は、あまり体力に自信があるわけではなく、目にも不自由があります。車も持っておらず、現地での活動や大きな金銭的支援を行うこともできません。
そのような制約の中で、自分にできることとして思い至ったのが、これまで書きためてきた「ベルクソンと小林秀雄、『二源泉』と『本居宣長』への旅」の原稿をブログで公開することでした。
「旅」は、ベルクソン『道徳と宗教の二源泉』と小林秀雄『本居宣長』とのあいだを行き来しながら読み進めていく文章で、文芸誌『好・信・楽』に三か月に一度、連続投稿として掲載していただいています。誌面では第四回までが公開済みで、その先は書き上がったまま手元にあります。
そこで今日から、第五回から第九回までを、一日一篇ずつ公開していく予定です。
https://voyageversdeuxsourcesetnorinaga.blogspot.com/
もちろん、文章を公開することが直接の災害支援になるとは思っていません。ただ、こういう時だからこそ、少しの間でも地震とは別のことを考えたり、文章を読んだりする時間があってもよいのではないかと思いました。
そして、被災地以外にお住まいの方がこの文章を読んでくださったなら、可能な範囲で、被災された方々への支援にも心を寄せていただければと思います。
私にできることは小さなことですが、それでも今の私にできる形の行動です。
どなたか一人にでも、しばらく日常の時間を取り戻すための読み物になれば、と思う次第です。
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